トラブルQ&A

CaptureOnTouchで登録したスキャンモードパネルを使用してスキャンした場合、スキャナードライバーの設定よりもCaptureOnTouchの設定が優先されます。スキャンモードパネルの設定を変更するか、スキャン条件に合わせて新しいスキャンモードパネルを作成してください。

→スキャンモードパネルを設定する

→スキャンモードを設定する

CaptureOnTouchで保存できる画像ファイルは、ファイル形式によって複数ページの画像を1つのファイルに保存できるものとできないものがあります。

ファイル形式	複数ページの原稿の処理
BMP、JPEG	常に1ページにつき1つの画像ファイルに保存
PPTX	常に複数ページを1つのファイルに保存
TIFF、PDF	（編集）ボタンをクリックし、表示されるダイアログで［全てのページを1つのファイルにする］を選択することで、複数ページを1つのファイルに保存可能

CaptureOnTouchで保存できる画像ファイルのサイズは、2GBまでです。複数ページのスキャン中にエラーメッセージが表示されたときは、保存の設定を変更してください。

コンピューターのメモリーを大量に使用するようなスキャン条件では、メモリー不足によりスキャンができなくなる場合があります。コンピューターに搭載されているメモリー容量によりますが、下記の条件が重なるに従ってメモリー不足になる可能性が高くなります。

• ［カラーモード］を［24ビットカラー］にする

• ［用紙サイズ］で大きな用紙サイズを指定する。または［最大サイズ］にする

• ［解像度］で高い解像度（600dpiなど）を指定する

スキャン中にメモリー不足などのメッセージが表示されたときは、アプリケーションを終了させ、スキャン条件を変更（たとえば、解像度を低くする、用紙サイズを小さくするなど）してからスキャンをやり直してください。また、［モアレ除去］や［裏写り/地色除去］をオンにしている場合は、これらの設定値をオフにすることでメモリーの使用量を抑えることができます。

• 他のアプリケーションソフトが起動しているときは、終了させてください。

• システムに常駐するアプリケーション（ウィルス対策ソフトウェアなど）によってシステムのメモリーが不足すると、スキャン速度が遅くなります。このような常駐ソフトを終了してからスキャンしてください。

• ハードディスクの空き容量が不足していると、スキャン時に作成される一時ファイル（一時的にスキャンデータを保存したファイル）が作成できません。ハードディスク上のデータを整理して空き容量を確保してください。

• コンピューターのUSBポートがHi-Speed USB 2.0やUSB3.1 Gen1などの高速な規格に対応していない場合は、スキャン速度が低下します。

• Hi-Speed USB 2.0/USB3.1 Gen1に対応していない市販のUSBケーブルを使用している場合は、付属のUSBケーブル（USB3.1 Gen1対応）に換えてください。スキャナーが対応しているUSBインターフェイスについては、お使いのスキャナーのマニュアルを参照してください。

• Hi-Speed USB 2.0/USB3.1 Gen1に対応していないUSB HUBを経由してスキャナーとコンピューターを接続している場合は、USB HUBを取り外し、スキャナーとコンピューターを直接接続してください。スキャナーが対応しているUSBインターフェイスについては、お使いのスキャナーのマニュアルを参照してください。

• スキャン画像をマルチページTIFFファイルに保存した場合は、マルチページTIFFファイルに対応したアプリケーションソフトが必要です。

• マルチページTIFFではないTIFFファイルに保存した場合でも、TIFFファイルが圧縮されていると、アプリケーションによっては開けないことがあります。CaptureOnTouchのTIFFファイルの圧縮方式に対応していないアプリケーションソフトを使用した場合に起こります。この場合は［TIFF設定］ダイアログで［画像を圧縮する］を無効にしてスキャンしてください。→TIFFファイルを設定する

登録しているスキャンモードパネルや、出力先パネル、お気に入りパネルの数が多いと、お使いのコンピューターによっては、UI画面が乱れたりすることがあります。使用していないパネルを削除してください。

→お気に入りパネルを設定する

→スキャンモードパネルを設定する

→出力先パネルを設定する